さかな文化のある街やいづでは、7月14日、市内唯一の浜当目海水浴場で海開き式が催され、安全祈願の後、夏の行楽シーズンがスタートした。
焼津の街をこよなく愛した人としては、1890年(明治23年)に来日し、作家、ジャーナリスト、教師として活躍したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
が有名で、明治30年8月4日、海が好きで水泳が得意だった八雲は、夏休みを過ごす場所を探そうと知人の紹介で焼津に来た。
深くて荒い焼津の浜が大変気に入り、また、魚商人・山口乙吉さんと出会い、その素朴で親切な気質に魅了されたことから、以降毎年のように来焼され、
亡くなる明治37年までの間、1ヶ月程度の夏休みを楽しまれたエピソードがある。